こころの伴走者療法の実際 不登校のカウンセリング 17
福ちゃんは萬平さんをいま有意味化し続け、鈴さんは将来を考えます。この鈴さんの相手の男性によりすべて決定されるという運命決定論は、いまくつがえります。
カウンセリングで不登校の人に出会う事も多いのです。
不登校の人も家族もいまの意味と価値を忘れ、新しい扉が開いているのに入れません。多くの場合、記憶により不幸になり予測により不安になる状態にいます。大切なことはいまに意味と価値を見いだすことです。
そのためにこころの伴走者であるカウンセラーは家族や本人と協力し、その協力のプロセスの中で毎日の生活の具体的な計画を考え伴走します。そのプロセスの生む生活は新しい扉を開き、生産的な生活に導きます。そのとき家族に笑顔も戻ってきます。
こころの伴走者は不登校の人の毎日の生活に伴走しながら、本人も家族も笑顔に導きます。
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